Unix系OSのディレクトリ構造
当ブログはさくらインターネットのVPSで公開されています.OSはCentOS(Linux)です.また,所有のコンピュータがMacでありOSXです. ブログ開設にあたりソフトウェアのインストールや各種設定やなどいろいろなディレクトリを行き来しました.OSXを操作していても普段から謎だったこともあり調べました.ディレクトリはツリー構造でありそれぞれ分類されている意味があります.勉強になりました.
/etc
設定ファイルが格納されているディレクトリ. 「et cetera」が語源か?
よく使うファイル/ディレクトリ
- paths 環境変数PATH
- hosts
/bin
通常ユーザが使うコマンドが格納されているディレクトリ. コマンドのソース・ファイルをコンパイルしてできるバイナリファイルを表す「binary」の「bin」が語源と思われます.
/sbin
管理者が使うコマンドが格納されているディレクトリ. 「sbin」の「s」が「SuperUser」(管理者)の「s」だと思われます. 管理者が使うコマンドとは,システムが使うコマンドも含む. 他にも以下のディレクトリにもあったりする.
- /usr/sbin
- /usr/local/sbin
- /opt/sbin
/usr
システムを利用するユーザで共有するデータを格納するディレクトリ. 「usr」は「user」説と「User Services and Routines」説があるそうです.
- /usr/bin ユーザ用コマンド
- /usr/include Cプログラムにincludeされるヘッダファイル
- /usr/lib ライブラリファイル
- /usr/local 次の項を参照
- /usr/sbin システム用コマンド
- /usr/share アーキテクチャに依存しないファイル(マニュアルなど)
/usr/local
「ローカル」とは「リモート」に対する意味で,リモートコンピュータに対するローカルを指す.自分がログインしたコンピュータにソフトウェアを配置する場合このディレクトリに配置される.
- /usr/local/bin
- /usr/local/etc
- /usr/local/include
- /usr/local/lib
- /usr/local/man マニュアル
- /usr/local/sbin
- /usr/local/share
- /usr/local/src ソースコード(ローカルコンピュータにインストールする用.通常/usr/local/binにインストールする)
/home
配下にユーザディレクトリを格納するディレクトリ. OSXの場合は/Users?
/var
データ(variable)を格納するディレクトリ.
- /var/tmp 一時ファイル.
- /var/{log,spool} ログ/一時ファイル.
- /var/mail メール.
- /var/run デーモンなどのプロセスIDを保存したり,ソケットファイルなどの一時ファイルを保存.
- /var/lock プロセスの多重起動を防ぐための一時ファイルを保存.
- /var/{opt,cache,lib/{misc,locate},local} デーモンやログ以外の一時ファイルを保存.
とりあえずこれくらい.