(Book)スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズの伝記を2回目になるけど読みました。
いつも、読書は表紙が邪魔なのでとっています。2度目ともなるとボロボロになります。(写真だとわかりづらいですが)
(I)イラつくジョブズ
第1巻は「常にイラつくジョブズだった」と思うくらいに激しい気性が描かれていました。読んでいて僕も少しイライラさせられました。
興味深く読んだのは禅に傾倒していたことでした。Appleの製品がシンプルで美しいのはあきらかに禅の影響でしょう。僕も、禅ではないけれど、たまに瞑想しますがジョブズに少しでも近づいているのだろうか。
あとジョブズが語ってますがLSDもすごい体験だったと言っています。どんなもんなのだろうか。僕はもちろん経験ありません。
その他、ジョブズの原体験、Appleの創立などが描かれています。
(II)復活のジョブズ
第2巻はAppleに復帰してからのジョブズが描かれています。
ここからがおもしろい。
iMac, iPod, iPhone, iPadが開発されていくんですもの!
この巻でもジョブズはイラついていますが第1巻のイラつきとは違ってクリエイティブなイラつきで僕は大丈夫でした。常に製品に向きあいユーザ体験を大切にしていて、全身全霊の集中力が感じられました。また、ハードウェアからソフトウェア、アップルショップに至るまでのユーザをEnd-to-Endでユーザを支えるジョブズの考え方に共感しました。
前職でWindowsを使用してましたが決して悪いOSではないと思っています。しかしハードウェアまではMicrosoftは責任をもっていないせいもあって、ひどいものが多い。
ちなみに僕が一番好きなApple製品は MacBook Air です。手首を置く部分のあの薄さは美しかった。軽かった。過去形なのはもう壊れてしまったからです。一度修理に出して4万円以上かかって少ししてバッテリーがお亡くなりになってしまいました。当時すでにMacBook Proを持っていたのでもう諦めました。
話を戻さねば。
病気になってからのジョブズはまた見ものです(不謹慎かな)。
もうすぐ死ぬということを覚悟してからは、死への階段を自らの意志で登っているようでした。
製品に対しては最後の決断を下しているようでした。
かつての恋人との間に産まれた娘にも会いました。
盟友といえるビル・ゲイツとも会って話しました。
何よりも愛しているAppleのCEOを退きました。
この本を読んだのは2回目だと言いました。
2回読んだのを後悔しています。
スティーブ・ジョブズの死を2度体験してしまったからつらかったです。
でも、またいつか読む気がします。